大阪の人情
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大阪の人情
大阪の人情とは言っても今と昔ではかなり変わってしまった感じがします。今の大阪の元気のない景気にも大きく影響されているとも思います。
そうは言っても大阪らしさはどこかに潜んで生きていると思いたい。
私が感じるのは昔ながらの行きつけの喫茶店のオーナー店長の考え方。
仕入食材が値上がりしても我が店としては我慢してメニューの値段を直ぐには上げたくない。お客さんにとっては嬉しい限り。
常連さんが多く、店前は人通りの多い立地条件を考えたら多少値上げしても大丈夫だろうと思ってもだ。
私見だが味も良く値段も安すぎではないかと思うくらいでも。商売はそんなに甘くないと言わんばかりの慎重さとお客さんを思う心根。
単に私のお気に入りの店だからで言うのではない大阪の人情を育んだお店である。
だからスタッフの育成の仕方もしっかりしておりスタッフもオーナーの事を信頼している働き振りがよく伺える。
それと大きな影響がもう一つ。
世の中の総デジタル化。私の仕事もデジタルそのものです。
自身頭の中はアナログのままでいたいと思っていますが。
デジタル化は中国が凄まじくスーパーマーケットは無人、銀行も無人、タクシーに至っては自動運転の無人タクシーが急増しているらしいです。興味のある方はネットで調べてください。
人と人との繋がりはまず触れ合いから会話してコミュニケーションを取る訳ですがここまできたらやりすぎで何をか言わんやですね。
デジタルの先行きはちと恐ろしい。国としては国民を管理しやすいからデジタル化を進めるらしいですが。
平成、令和を生きている若い人達の中に昭和の歌が良いという人が増えているといいます。昭和の歌には愛情がある、哀愁があると。要するに心があるという訳じゃないでしようか。